京王線多磨霊園駅2番線に進入する
都営10-000形200F8両編成の各停
飛田給行きです。
東京競馬場でのダービー開催時は恒例なのですが、2012年5月27日(日)にも1年ぶりに飛田給行きの臨時列車が
都営10-000形幕車、
8000系、
9000系で、計6本運行されました。
都営10-000形幕車は、1本目と4本目に運用され、
昨年と同様、
200Fによる運行でした。なお、平成22年は
10-300R形350Fによる運用でしたが、飛田給行きには幕車が充当される確率が高いです。
昨年は大雨のため、撮影者はわずかで、列車もがらがらでしたが、今年は快晴だったため、多くの人が撮影しており、車内も満員で運行の甲斐がありました。
飛田給行き運行の趣旨は、通常の行先の東府中駅では、新宿方面に乗り換えるためには階段の上り下りが必要なため、安全面に不安があるのに対し、飛田給では
同一ホーム乗り換えで新宿方面に向かうことができるためです。
府中競馬正門前駅構内に掲載されている
「
競馬開催 おかえりの時刻表 土休日」
の様子がいつもと異なります。
近づいてみると飛田給行きが設定されていることが分かります。
備考として、
※ 本日、日本ダービー開催のため17時・18時
の時間帯は臨時ダイヤで運転いたします。
※ 飛田給行は、飛田給駅にて準特急列車に
連絡いたします。
駅長
と案内されています。
京王線多磨霊園駅2番線に進入する
8000系8029Fによる8両編成の
各停
飛田給行きです。この日2本目と5本目の車両に充当されています。
8000系による
飛田給行きの運行は史上初めてではないでしょうか。
京王線武蔵野台駅2番線に進入する各停
飛田給行きです。
この日3本目と6本目の車両は
9000系9045Fによる10両編成でした。
1本目から5本目までの列車は飛田給駅2番線に到着し、東府中方面に回送されていきましたが、6本目だけは飛田給駅3番線に到着し、調布方面に回送されていきました。
なお、平成24年8月19日(日)の朝7時頃から10時頃まで、京王線調布駅付近の地下線への切り替え工事に伴い、高幡不動方面からの上り列車は全て各停
飛田給行きとして運転されます。
7000系幕車にも飛田給の行先幕は準備されており、平成22年のダービー臨時 飛田給行きに充当された実績があります。7000系LED車と共に8月には数多くの各停
飛田給行きの表示が見られそうです。
平成24年5月27日(日)の臨時時刻表
| 府中競馬正門前 | ①17:23 | ― | (各停) | → | 17:30② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②17:33 | ― | (各停) | → | 17:40② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ①17:43 | ― | (各停) | → | 17:50② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②17:53 | ― | (各停) | → | 18:00② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ①18:03 | ― | (各停) | → | 18:10② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②18:13 | ― | (各停) | → | 18:20③ | 飛田給 |
レア度:★★★★☆
(飛田給行きは原則ダービー開催の時しか運用されない)
参考
平成23年 ダービー臨時 飛田給行き 都営10-000形200F幕車・9000系
平成24年 ダービー臨時 飛田給行き 都営10-000形200F幕車・8000系・9000系