京王線多磨霊園駅2番線を通過しようとする
7000系7007F8両編成の
急行飛田給行きです。
東京競馬場でのダービー開催時は恒例なのですが、2013年5月26日(日)にはなんと
急行飛田給行きの臨時列車が
7000系幕車7007Fで、20分間隔で計5本運行されました。
7000系7007Fは、20分で府中競馬正門前⇔飛田給を往復し、5本全ての運用に使用されました。
昨年までは、新宿及び新線新宿行きの競馬急行運転終了後に各停飛田給行きが運転されていましたが、今年は調布~新宿のスジが橋本特急に奪われてしまったために運行できなくなった新宿行き競馬急行の府中競馬正門前~調布で空いているスジを埋める形で
急行飛田給行きが運行されました。
飛田給行き運行の趣旨は、通常の行先の東府中駅では、新宿方面に乗り換えるためには階段の上り下りが必要なため、安全面に不安があるのに対し、飛田給では
同一ホーム乗り換えで新宿方面に向かうことができるためです。
しかし、今年は乗換対象列車が各駅停車であり、10分後の新線新宿行き直通急行を待つ乗客が多かったため、あまり乗車率は芳しくなかったようで、来年以降ダイヤをどう修正してくるかに注目です。
府中競馬正門前駅構内に掲載されている
「
競馬開催 おかえりの時刻表 土休日」
は2012年までは上写真のように使用されていましたが、今は使われなくなっており、そこに張り紙があってあります。
近づいてみると
急行飛田給行きが設定されていることが分かります。
備考として、
※ 本日、日本ダービー・目黒記念開催のため
15時~18時の時間帯は、臨時ダイヤで運転
いたします。
※ 急行飛田給行は、飛田給で各駅停車新宿行き
に接続いたします。
※ 東府中駅15時33分~18時03分までの上り特急
列車・準特急列車は、東府中駅に臨時停車いた
します。
駅長
と案内されています。
府中競馬正門前駅には、
急行飛田給の案内がされていました。
競馬場線府中競馬正門前駅2番線で発車を待つ
7000系7007Fによる8両編成の
急行飛田給行きです。
幕車ならではの、幕回し中にみられるあり得ない行先をいくつか紹介します。
急行南大沢行き
1988年(昭和63年)5月21日に京王多摩センター駅~南大沢駅間が暫定開業し、1990年(平成2年)3月30日に橋本駅まで全線開通するまでの約1年10カ月間だけ見られた行先ですが、当時は行先表示にローマ字は添えられておらず、しかも急行運転はしていません。
今は折返し設備もないので、南大沢行きの運行の可能性はゼロです。
急行市ヶ谷行き
市ヶ谷には折返し設備はあるので、運転の可能性こそありますが、桜上水あたりで車両交換が必要ですね。
急行八幡山行き
急行は八幡山に停車しませんが、飛田給のように臨時停車する時代がいつかやってくるでしょうか?
平成25年5月26日(日)の臨時時刻表
| 府中競馬正門前 | ②15:52 | ― | (急行) | → | 15:57② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②16:12 | ― | (急行) | → | 16:17② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②16:32 | ― | (急行) | → | 16:37② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②16:52 | ― | (急行) | → | 16:57② | 飛田給 |
| 府中競馬正門前 | ②17:12 | ― | (急行) | → | 17:17② | 飛田給 |
レア度:★★★★☆
(急行飛田給行きの運行は史上初)
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