鉄道ファンなら見逃せない運行が、明日で幕を閉じます。1年間限定で設定されていたウイング号金沢文庫行きが、2024年11月23日のダイヤ改正で廃止となります。今回は、京急本線品川駅で見られるこの特別な運用をご紹介します。
京浜急行電鉄京急本線品川駅1番線に停車中の快特三崎口行きに連結しようとする1000形1890番台1893Fによるウイング号金沢文庫行きです。この瞬間を捉えました。駅係員がカンテラを持ち、連結の準備を進める様子は、鉄道運行の裏側を垣間見られる貴重なシーンです。
2023年11月27日(月)から、イブニング・ウィング号14号・16号は快特三崎口行きに連結される形で運行されました。この運行では、1000形1890番台(Le Ciel)が後ろ4両を担当し、京急蒲田、京急川崎、横浜での停車時にはドアを開けない運転停車扱いとなります。金沢文庫で快特三崎口行きと分割されるこの特別な運行は、わずか1年で終了となります。
ウイング号金沢文庫行きは、通常の快特運行とは異なり、後ろ4両が座席指定のWing号となる特別な設定です。これにより、品川駅1番線ホームから発車する唯一のイブニング・ウィング号として鉄道ファンから注目を集めていました。
しかし、2024年11月23日のダイヤ改正で、イブニング・ウィング号14号と16号は2100形で運行される三崎口行きに変更されることとなり、快特との併結運転、1000形1890番台(Le Ciel)のイブニング・ウィング号充当、1番線からのイブニング・ウィング号発車といったイレギュラー対応が1年間で廃止されることとなりました。
イブニング・ウィング号2号~12号が発車する3番線ホームには、ウイング号金沢文庫行き14号、16号が発車するのは1番線ホームである案内がされています。
この案内は、3番線ホーム泉岳寺寄りに置いてあります。
品川駅から上大岡駅まで停車駅の記載のない状態はもうすぐおしまいです。
1番線ホームでは、後ろ4両はウイング号金沢文庫行きであり、快特三崎口行きではないので、前8両に移動することを立て看板で案内しています。