津山線岡山駅9番のりばで発車を待つキハ47-44+142による福渡行きです。
キハ47による福渡行き前面表示です。
津山線岡山駅9番線の福渡行き発車案内です。
岡山と津山を結ぶ津山線では、2026年2月時点では後藤総合車両所岡山気動車支所所属のキハ40・47形とキハ120形300番台が使用されています。現在は、キハ40・47形による運用が主力となっていて、キハ120形300番台による運用は、3往復だけとなっています。
① なぜ早朝に「福渡行き」が1本だけ設定されているのか
津山線の普通列車は、基本的に岡山駅〜津山駅間の全線を通して運転されますが、 早朝時間帯には福渡駅発着の区間列車が設定されています。これは、岡山御津高校への通学列車としての位置付けがあります。
岡山御津高校の最寄り駅の金川駅に8時11分に到着するダイヤで、徒歩10分の距離にある高校の始業時間は8時30分です。なんと絶妙な時間設定でしょう。
金川駅で折り返すことも可能ではありますが、福渡駅は3線構造で、この列車に何かトラブルがあっても、別の列車に迷惑をかけることがありません。そのため、現在でも運転上の拠点として 機能しており、早朝の区間列車の終点として選ばれていると考えられます。
② 歴史的にいつ頃から「福渡行き」が設定されているのか
津山線では、昔から岡山〜津山間の全線を通す列車に加えて、福渡や金川などを終点とする 区間列車が設定されてきました。福渡駅は、蒸気機関車時代から給水・滞泊設備を持つ拠点駅であり、 運転上の中継点として重要な役割を果たしてきました。その流れの中で、福渡発着の区間列車が 少しずつ整備されていったと考えられます。
現在のような「早朝に福渡行きが1本だけ」という形は、国鉄末期〜JR初期にかけての ダイヤ合理化やCTC化、気動車運用の見直しの中で、通勤・通学需要と車両運用を両立させる 区間列車として定着していったものと推測されます。2006年3月18日ダイヤ改正で、金川行きの定期列車は廃止され、区間列車は福渡行きだけになってしまいました。
③ 人口減少に伴い、今後「福渡行き」が廃止される可能性はあるか
津山線沿線は、久米南町や建部地区などを含めて人口減少が進んでおり、 将来的に列車本数の見直しが行われる可能性は十分にあります。その中で、 早朝の「福渡行き」が対象になる可能性も否定はできません。
ただし、福渡駅は岡山〜津山間の中間拠点であり、乗車人員も沿線の中では比較的多い駅です。 また、福渡発着の区間列車は、通勤・通学需要と車両運用の両面で役割を持っているため、 単純に「利用者が減ったからすぐ廃止」という判断にはなりにくいと考えられます。 今後、津山線全体のダイヤ見直しや快速「ことぶき」と普通列車のバランス調整が行われる中で、 福渡行きの時間帯や本数が変更される可能性はありますが、完全に消滅するかどうかは、 沿線自治体の働きかけや利用状況次第と言えます。
ですので、「福渡行き」が将来廃止される可能性はゼロではありませんが、 現時点では通勤・通学と運用上の拠点という役割を持つ列車として、 まだ一定の存在意義があると考えられます。
![]() | 岡山 | ⑨7:32― | (2924D) | →8:27 | 福渡 |
(福渡行きは1日1本の設定)
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