特急いなほは、2010年10月24日現在、定期列車としては、新潟駅 - 酒田駅間に4往復、新潟駅 - 秋田駅間に2往復、新潟駅 - 青森駅間に1往復、計7往復が運転されています。
青森駅発着の列車は 、青森駅 - 秋田駅間で「かもしか」の補完も担っており、青森駅にて急行「はまなす」に接続して本州と北海道を結んでいます。
JR東日本の新潟車両センターに所属する485系電車(1000番台主体のT編成および3000番台のR編成または国鉄色塗装のK編成)6両編成が使用されており、「いなほ」と「北越」は共通運用となっています。主にリニューアル車(3000番台)か1000番台(いわゆる「上沼垂色」)か国鉄色塗装の1000番台K1・2編成やT18編成で運転されています。
2001年(平成13年)3月3日に大阪駅 - 青森駅間の特急「白鳥」が廃止され、それぞれ「雷鳥」「北越」「いなほ」に系統分離されました。同時に、大阪駅 - 新潟駅間運行の「雷鳥」も廃止されたため、新潟駅 - 青森駅間の「いなほ」が日本国内在来線で最長の定期昼行特急列車(458.8km)となったのです。
しかし、2010年(平成22年)12月4日、東北新幹線八戸 - 新青森間延伸開業に伴うダイヤ改正で秋田 - 青森間の昼行特急列車を「つがる」に統一するため同区間での運転を廃止することになりました。それによって日本国内在来線定期昼行特急列車最長距離の座を「しなの16号」(長野駅→大阪駅間444.1km)に譲ることになっています。
青森駅に乗り入れる特急いなほ号は、7号と8号です。このうちいなほ7号は青森駅22時1分着と暗い時間の到着なので、撮影するには青森駅6時4分発のいなほ8号が適しています。
平成22年12月3日の時刻表
青森 | ④6:04 | ― | ( | 8号) | → | 12:59⑦ | 新潟 |
レア度:★★★☆☆
(平成22年12月3日までしか見ることができない)
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