雪を車両全体にまとって、小田急電鉄小田原線
新宿駅地下8番線ホームに到着した東京メトロ
千代田線6000系6024Fによる
急行 新宿行き89Sです。
通常、千代田線の車両は新宿駅には乗り入れないため、大変珍しい光景です。
2012年2月29日(水)は4年に1度の閏年でしたが、関東地方にしては珍しい
大雪となり、各種交通機関のダイヤは大変乱れました。
そんな中、小田急線は江ノ島線南林間~鶴間駅間での踏切内立入の影響とのダブルパンチにより大幅なダイヤ乱れが生じ、
特急列車の運休及び
千代田線直通運転の中止となりました。
千代田線直通運転が中止となると、いわゆる
多摩急行の小田急線内の運行が中止となるのですが、平日朝に、唐木田の車庫で眠っている千代田線車両による
急行4本は運休とはならず、
急行 新宿行きとして運行されます。
2012年2月29日(水)は最初の急行松戸行きと急行我孫子行きは千代田線内に無事に乗り入れを果たしましたが、残り2本の
急行綾瀬行きは共に
新宿駅に乗り入れました。
12Sの急行綾瀬行きは、小田急線内を「
代々木上原」の表示で駆け抜けていました。これも珍しいことと思います。
89Sの急行綾瀬行きに新百合ヶ丘~新宿間乗車したので報告します。
大雪の中、小田急電鉄小田原線新百合ヶ丘駅5番線に進入する急行 新宿行き6000系です。
ただし、千代田線6000系は「
新宿」の表示ができないため、
急行 綾瀬行きの表示のままとなっています。同様に06系も「
新宿」の表示ができません(3月1日に新宿入線)が、16000系は「
新宿」表示ができるように改良されています。
新百合ヶ丘駅の発車案内は「
急行 新宿行き」となっていますが、車両は「
急行 綾瀬行き」表示のため、ホーム及び車内放送で何度も
「この列車は新宿行きの表示ができないため、急行 綾瀬行きの表示のままとなっていますが、急行 新宿行きとして運行いたします。ご迷惑をおかけして、申し訳ありません」
と放送していました。
小田急電鉄小田原線成城学園前駅3番線で長時間停車中の
急行 新宿行き(急行 綾瀬行き表示)6000系です。
成城学園前~下北沢間は通常なら6分で走り抜けるところですが、この日は約30分もかかりました。
小田急電鉄小田原線代々木上原駅4番線に停車中の
急行 新宿行き(急行 綾瀬行き表示)6000系です。
代々木上原駅4番線に東京メトロ車両が停車しているのは大変珍しい光景です。しかも雪まみれ。
そして新宿駅8番線に到着した6000系は、唐木田に回送されていきました。
平成24年2月29日(水)の運行記録
| 唐木田 | 8:22 | ― | (89S) | → | 9:56⑧ | 新宿 |
レア度:★★★★☆
(千代田線車両の新宿駅乗り入れは稀)