篠目から180円、200円区間行です。
200円区間は実使用しましたので、無効処理がされています。
篠目から230円、320円区間行です。最も販売実績が多いのは山口までの320円区間行、次が宮野・上山口までの230円区間行です。
篠目から400円、570円区間行です。3番目に売れるのが新山口までの570円区間行とのことです。きっぷの地紋は赤色「JR W」で、山口駅発行です。このように、営業キロが32キロ以下の当日限り有効の切符が売られています。
店主のご厚意により、11枚綴りの委託販売片道乗車券の表紙をいただくことができました。11枚綴りで、11枚分の値段が印刷されています。
しかし、販売額の5%のマージンしかJR西日本から委託先には支払われません。しかも11枚分前払いです。
篠目駅ホームに降りると、駅舎の向かい側に吉田商店が見えます。
駅舎は無人ですが、右写真のように、「きっぷは、駅前の吉田商店で販売しています。」と案内があります。
吉田商店は、以前は農協だったようで、建物上部にその文字の跡が残っています。
近づいてみると、右写真のように、「篠目駅 JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。
お店には近所に住む89歳の女性が店番をしており、時折訪れる近所の方と世間話をしていました。
店の中には最小限の日用品が陳列されており、「いつ店を閉めても大丈夫な状態」にしてあるとのことでした。
きっぷを購入した後、玄米茶をいただきました。
篠目駅といえば給水塔が有名です。この給水塔は1922(大正11)年に建てられ、1973(昭和48)年に蒸気機関車の運行が廃止されるまで使用されました。
津和野駅側から篠目駅を望みました。巨大な給水塔が鎮座しているのが分かります。この光景がレトロ感溢れているため、2004年にTBS系列で放送された松本清張原作、中居正広主演のテレビドラマ「砂の器」の撮影に亀嵩駅として当駅が使われました。
給水塔をバックに篠目駅を発車するキハ47-1131を先頭にする2両編成の2546D普通 山口行きです。腕木式信号機も復元されており、絵になります。
キハ40-2070単行の2545D 普通 益田行きです。
ホーム上には通常の駅名標のほか、文字が変体仮名で右から左に書かれた木製の駅名標が設置されています。
2543D 普通 益田行きと篠目駅で行き違いし、給水塔をバックに通過するスーパーおき3号新山口行きです。
このように、篠目駅は金額式常備軟券乗車券とレトロな給水塔の2つを楽しむことができます。
これまでの紹介内容をまとめます。
種類 | 山口線 篠目駅 営業時間 毎日8:00頃~日没頃 (病院受診時など不定期に閉店するので注意) |
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金額式 (大人用) | 180円、200円、230円、320円、400円、570円区間行 |
合計 | 1,900円 |
レア度:★★☆☆☆
(山口線篠目駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)