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2011年9月11日日曜日

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券4 常備普通回数乗車券

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券4 回数券
山田線
陸中川井⇔宮古間の常備普通回数券です。地紋は、水色で「JR E」です。
裏面は真っ白です。

陸中川井駅では常備普通回数券が、
宮古(570円×10=5,700円)
の1口座だけ用意されています。

宮古の病院に通う方が主に購入していますが、現在は106急行バスの利便性にかなわず、この回数券はほとんど販売実績がないとのことです。
在庫限りで消滅するものと思われます。

これまでに紹介した陸中川井駅の常備軟券乗車券をまとめます。
種類 山田線 陸中川井駅
営業時間6:39~18:50
金額式
(大人小児用)
200円、230円、320円、400円、480円、570円、
1,280円、1,450円区間
金額式
(小児用)
110円、720円区間
相互式
(小児用)
宮古(280円)
往復乗車券
(大人小児用)
宮古(1,140円)
普通回数券
(大人小児用)
宮古(5,700円)
合計12,880円
陸中川井駅で販売している乗車券はこれまでに紹介したものが全てです。
補充券は一切ありません。

レア度:★★★★☆
(陸中川井駅の常備普通回数券は消滅寸前)



参考
JR東日本常備軟券発売駅

2011年9月10日土曜日

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券3 常備往復乗車券

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券3 常備往復乗車券
山田線
陸中川井⇔宮古間の常備往復乗車券です。地紋は、水色で「JR E」です。
裏面は真っ白です。
縦7.3cm、横26.1cmの大型の常備往復乗車券の存在感は圧倒的です。

陸中川井駅では常備往復乗車券が、
宮古(570円×2=1,140円)
の1口座だけ用意されています。
JR東日本 陸中川井駅 時刻表
しかし、とにかく山田線は運転本数が少なすぎます。
宮古へは1日6本、盛岡へは1日4本しか列車がありません。
この往復乗車券を使用して宮古へ日帰りするには、6時35分か7時53分、12時29分の列車に乗って宮古へ行き、午後の3本のいずれかの列車で帰るしか選択肢がありません。

106急行バスは1日15往復ですから、利便性では全くかないません。
JR東日本 陸中川井駅
陸中川井駅に停車中の盛岡行き653D列車です。
JR東日本 陸中川井駅
陸中川井駅は1面1線しかありません。
JR東日本 陸中川井駅
JR東日本 陸中川井駅
陸中川井駅の駅舎は昭和8年11月30日に開業した当時のままの姿です。
窓口販売の時間帯は、6:39頃から18:50頃までです。
営業日は年末年始を除き、毎日営業しています。
土日祝日は事務職員は休みで、タクシー業も行っている会社ですので、交代制で社員が待機しており、タクシー運転手が窓口業務をしてくれます。
したがって事務員が常駐しているわけではなく、場合によっては不在となることがあるかもしれません。

レア度:★★☆☆☆
(常備往復乗車券は珍しい)


参考
JR東日本常備軟券発売駅

2011年9月9日金曜日

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券2 相互式小児専用

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券2 相互式小児専用山田線 陸中川井⇔宮古 280円区間の
小児専用相互式常備軟券乗車券です。
地紋は、赤色で「JR E」です。
A型の軟券乗車券です。

平成23年9月時点で、陸中川井駅には相互式の常備軟券乗車券が小児専用1種類だけ残っています。

宮古市 川井 食堂うちさわ
宮古市 川井 食堂うちさわ


陸中川井駅から橋を渡り徒歩5分ほどのところに、食堂うちさわがあります。そば、定食などを提供する一般的な食堂ですが、盛岡~宮古間を結ぶ国道106号線の途中にはほとんど飲食店がないため、それなりの需要があるようです。
そばが食べてみたいので、幕の内定食(900円)を食べてみました。

レア度:★★☆☆☆
(陸中川井駅の相互式常備軟券乗車券は1種類だけ)



参考
JR東日本常備軟券発売駅

2011年9月8日木曜日

JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式

岩手県宮古市にある、山田線の陸中川井駅では金額式の常備軟券乗車券を
大人小児用金額式常備軟券乗車券:8種類
小児専用金額式常備軟券乗車券:2種類
合計10種類販売しています。

以下、全て紹介します。
JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式
陸中川井→200円区間、陸中川井→230円区間です。
200円区間は無人駅の箱石駅・腹帯駅までの区間のため利用者はなく、ほとんど売れません。
230円区間は有人駅の茂市駅までの区間のため、少しだけ売れます。
JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式
陸中川井→320円区間、陸中川井→400円区間です。
320円区間は無人駅の蟇目駅までとなるため利用者はなく、ほとんど売れません。
切符の色がとても褪せています。
400円区間は無人駅の平津戸駅までとなるため利用者はなく、全く売れません。
切符の色が濃い橙色に変色しており、切符片は所々セロハンテープで補修されている有様です(その切符はまだ駅にあるでしょう)。
JR東日本 陸中川井駅 運賃表
JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式
陸中川井→480円区間、陸中川井→570円区間です。
480円区間は無人駅の千徳駅までの区間のため利用者はなく、ほとんど売れません。
570円区間は宮古駅までの区間のためこの駅で一番売れます。
JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式
陸中川井→1,280円区間、陸中川井→1,450円区間です。
1,280円区間は上盛岡駅までとなるため、時々売れます。
1,450円区間は盛岡駅までとなるため、時々売れます。
JR東日本 陸中川井駅 常備軟券乗車券1 金額式
小児専用は、陸中川井→230円区間と陸中川井→1,450円区間だけ取り扱っています。
しかし、子供は鉄道を利用しないとのことで、ほとんど売れません。
地紋は、赤色で「JR E」です。
サイズはA型です。

陸中川井駅では、短冊状に連なった常備軟券を引き出しの中に切らずにしまって保管しており、販売するときに受託者がきっぷ同士のミシン目を切り販売する体制を取っています。
このブログでは今は紹介しませんが、一部の軟券はいわゆる「耳」がついた状態で販売してもらいました。

耳には、「金」(金額式の場合)、金額式の金額区間(大人/小人)、発行駅名が印刷されています。
JR東日本 陸中川井駅
JR東日本 陸中川井駅
山田線の陸中川井駅は、川井交通がJR盛岡支社から乗車券類の簡易発売業務を受託しています。
平成22年度の一日平均乗車人員はたった42人で、JR東日本の有人駅1028駅の中で、22番目に少ない乗車人員です。(引用:JR東日本 各駅の乗車人員

平成22年度予算集計表(一般会計・各特別会計)が宮古市のホームページで公開されており、それによると、
川井地域バス運行管理事業として、平成22年度には1,124万8千円が計上されていました。

川井地域バスは旧国鉄バスの廃止代替路線として運行している市営バスです。
川井交通は、このバスを運行するために設立した第三セクターの会社で、
わずかな運賃収入と市の委託費でバスの運行をしています。

陸中川井駅の住所は以前は川井村だったのですが、平成22年1月1日に宮古市に吸収合併され、現在は宮古市となりました。

そのため、盛岡市と宮古市がお隣の市(接している)という、理解しがたい状況となっております。

レア度:★★☆☆☆
(山田線陸中川井駅から400円区間の切符を実使用する人はいない)



参考
JR東日本常備軟券発売駅

2011年9月7日水曜日

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券3 一般式

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券3 一般式

宮守→仙台・苦竹間ゆき 2日間有効 2,940円
宮守→東京都区内ゆき 4日間有効 8,190円の
大人小児用一般式常備軟券乗車券です。
地紋は、水色で「JR E」です。
サイズはA型です。

宮守駅には、一般式常備軟券乗車券
大人小児用2種類販売しています。

宮守→仙台・苦竹間ゆきの経由欄には何も記載されていませんが、
新幹線経由(170.4km)でも、花巻経由(176.8km)でも
共に2,940円ですので、どちらでもいいということなのでしょう
(本来は記載すべきではありますが…)

不思議なのは仙台駅の他に仙石線の苦竹駅(にがたけ えき)が印刷されている点です。
200km以内ですので特定都区市内の制度は関係ありませんし、苦竹駅より4駅も遠方の中野栄駅までも176.7kmですので2,940円で乗車できます。
前後の陸前原ノ町駅、小鶴新田駅はみどりの窓口があるのに対し、苦竹駅は陸前原ノ町駅管理の業務委託駅で、利用客も両駅より少ないです。
何故、数ある駅の中で苦竹駅が選ばれたのでしょうか?

他にも仙台駅からは複数の線が分岐しており、新幹線経由としても中野栄駅の他に
あおば通(仙石線)、葛岡(仙山線)、名取(東北本線)が2,940円区間です。

実用上はほとんど問題がないのでしょうが、色々と考えさせられる券面となってます。

宮守→東京都区内ゆきの経由欄には東北線経由と記載してあります。
おそらく新幹線開通前の券面をそのまま踏襲していると思われます。
新花巻~北上間は選択乗車が現在認められていないため、厳密にはこの乗車券で新花巻から新幹線に乗ると、新花巻~北上間の別料金を請求されることになります。
(請求されたら激怒しますが…)

東京都区内ゆきも含め、これらの切符は年間3~4枚しか売れません。
即ちほとんど売れないということです。
宮守駅近辺から仙台や東京へ行く人は少なからずいるのですが、ほぼ全員、新花巻駅まで車で送迎or自ら運転して新幹線を利用します。単線で、たびたび遅れ、本数も少ない釜石線を利用するという発想に至らないのは当然の帰結です。それが実状です。
そういう意味で、これらの長距離乗車券が残っていることは奇跡ともいえます。

これまでの紹介内容をまとめます。
種類 釜石線 宮守駅
営業時間6:30~12:30(平日のみ)
金額式
(大人小児用)
180円、200円、230円、320円、400円、480円、570円、
650円、740円、950円、1,110円、1,280円、1,450円区間
金額式
(小児用)
240円区間
相互式
(大人小児用)
土沢(230円)、遠野(400円)、花巻(480円)、盛岡(1,110円)
一般式 宮守から仙台・苦竹間ゆき(2,940円)
宮守から東京都区内ゆき(8,190円)
合計21,590円
宮守駅ではこれらの常備軟券以外は一切販売していません。
営業時間は平日6時30分から12時30分まで(金曜日のみ12時20分まで)です。
土日祝日は窓口は閉鎖しています。
JR東日本 宮守駅
宮守駅には3往復の快速はまゆり号が全て停車します。
JR東日本 宮守駅
釜石線の各駅には、宮沢賢治が愛した「エスペラント語」の名前が書かれた看板が設置されています。
腕木式信号機のレプリカが微妙な空気を醸し出しています。
備え付けの鐘は鳴らすとカ~ン カ~ンと、響きます。
写真では写っていませんが、クモの巣が張り巡り、手入れは不十分です。
JR東日本 宮守駅
戦時中の昭和18年に建てられた駅舎の前には自動販売機とポスト、自転車置き場がありました。
JR東日本 宮守駅
宮守駅の駅舎内きっぷうりばです。
JR東日本 宮守駅
側線が往時をしのばせます。

レア度:★★★☆☆
(JR東日本で2番目に高額の長距離常備軟券)

参考
JR東日本常備軟券発売駅

(追加補足)
2014年3月31日をもって、宮守駅の乗車券委託販売業務は終了しました。

2011年9月6日火曜日

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券2 相互式大人小児用

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券2 相互式大人小児用
釜石線
宮守⇔土沢 230円区間、宮守⇔遠野 400円区間、
宮守⇔花巻 480円区間、宮守⇔盛岡 1,110円区間の
相互式常備軟券乗車券です。
地紋は、赤色で「JR E」です。
A型の軟券乗車券です。

宮守駅には、相互式常備軟券乗車券
大人小児用のみ4種類販売しています。小児専用は扱っていません。

金額式乗車券がそれぞれ存在するため、このような相互式は必要ないようにも思えますが、往復券をこの様式だと容易に販売することが可能であり、宮守駅の販売手数料の増加につながります。

遠野市 宮守駅 めがね橋
遠野市 宮守駅 めがね橋
遠野市 宮守駅 めがね橋
宮守駅から徒歩8分の場所に、JR釜石線が国道283号と宮守川をまたぐ宮守川橋梁があります。

1943年(昭和18年)9月竣工、鉄筋コンクリート造の5連アーチ橋で、通称めがね橋と呼ばれています。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の風景は、このめがね橋や達曽部川橋梁「岩根橋」をモチーフにしたといわれています。アーチの形が美しく、2002年に土木学会選奨土木遺産に選定され、2009年には近代化産業遺産に認定されています。

レア度:★★★☆☆
(相互式常備軟券乗車券の販売駅は少ない)

参考
JR東日本常備軟券発売駅

(追加補足)
2014年3月31日をもって、宮守駅の乗車券委託販売業務は終了しました。

2011年9月5日月曜日

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式

岩手県遠野市にある、釜石線の宮守駅では金額式の常備軟券乗車券を
大人小児用金額式常備軟券乗車券:13種類
小児専用金額式常備軟券乗車券:1種類
合計14種類販売しています。

以下、全て紹介します。

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→180円区間、宮守→200円区間です。
隣の岩根橋駅及び、 柏木平、鱒沢駅までの区間のため利用者はなく、ほとんど売れません。
JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→230円区間、宮守→320円区間です。
230円区間は病院が多数ある土沢駅までとなるため、そこそこ売れます。
320円区間は無人駅の小山田駅及び綾織駅までの区間のため利用者はなく、ほとんど売れません。

400円区間は在庫切れで現在発注中です。
JR東日本 宮守駅 運賃表
JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→480円区間、宮守→570円区間です。
480円区間は花巻駅までとなるため、そこそこ売れます。
570円区間は無人駅の岩手上郷駅および平倉駅までの区間のため利用者はなく、全く売れません。
岩手上郷駅は、他の駅にはあるエスペラント名の標識がこの駅だけないほどの冷遇ぶりです。
切符の色がとても褪せています。
JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→650円区間、宮守→740円区間です。
650円区間は無人駅の足ヶ瀬駅までの区間のため利用者はなく、ほとんど売れません。
740円区間は東北本線の北上駅までの区間のため、時々売れます。
JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→950円区間、宮守→1,100円区間です。
950円区間は釜石線内こそ無人駅の陸中大橋・洞泉駅までの区間のため利用者はなさそうですが、盛岡市内の岩手飯岡駅までの区間となり、時々売れます。
1,110円区間は県庁所在地の盛岡駅までとなるため、そこそこ売れます。
JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
宮守→1,280円区間、宮守→1,450円区間です。
1,280円区間は釜石駅および平泉駅、新幹線経由一ノ関駅までとなるため、時々売れます。
1,450円区間は東北本線の一ノ関駅までの区間のため、たまに売れます。

JR東日本 宮守駅 常備軟券乗車券1 金額式
小児専用は、宮守→480円区間だけ取り扱っています。
しかし、子供は鉄道を利用しないとのことで、ほとんど売れません。
これが一番売れないと窓口氏はおっしゃっていました。

全て地紋は、赤色で「JR E」です。
サイズはA型です。

釜石線の宮守駅は、遠野商工会がJR盛岡支社から乗車券類の簡易発売業務を受託しています。
平成22年度の一日平均乗車人員は128人です。(引用:JR東日本 各駅の乗車人員

宮守駅乗車券類簡易委託発売支援事業補助金交付要綱が遠野市のホームページで公開されており、それによると、
人件費:48万円、管理経費:10万円以下の経費及び補助金が遠野市から委託事業者である遠野商工会へ支払われています(1年あたり)。

平成23年度 遠野市一般会計予算 主要事業一覧表によると、宮守駅乗車券類簡易委託販売支援補助金として、55万円が計上されていました。

宮守駅の住所は以前は宮守村だったのですが、平成17年10月1日に旧・遠野市と合併し、現在は遠野市です。

レア度:★★★☆☆
(宮守駅は営業時間が平日午前だけで訪問しづらい)

参考
JR東日本常備軟券発売駅

(追加補足)
2014年3月31日をもって、宮守駅の乗車券委託販売業務は終了しました。