深夜の京王電鉄京王線新宿駅3番線に到着し、発車を待つ
7000系幕車7206F+7001Fによる10両編成の
特急高尾山口行き 迎光号です。
2013年の元旦に、1996年元旦以来、実に17年ぶりに特急の
迎光号が運行されました。
ヘッドマークも
特急専用のものです。
分倍河原、北野を通過する特急の運転はこれが最後であることは間違いなく、京王電鉄の粋な計らいが見て取れます。
しかも、デビュー当時は各停専用で、優等列車に使われることすらなかった7000系が
迎光号充当されたのです。しかもトップナンバーの
7001Fが。
京王電鉄は「
年末年始の運転について」というプレスリリースを右の写真のように出すとともに、1月1日の早朝、高尾山で初日の出を迎えるための
臨時特急1本・急行3本の「迎光号」を運行しました。
京王線北野駅と高尾山への最寄り駅である高尾山口駅の間を結ぶ京王高尾線は1967年に開業し、「迎光号」はその翌年の1968年より、新宿駅と高尾山口駅の間を結ぶ臨時特急または急行列車として、毎年元旦に運行されています。
当初は5000系、後に6000系、8000系、9000系により運行されています。7000系の使用実績はこれまでありませんでしたので、史上初の
7000系による迎光号の運転でした。
新宿駅の発車案内には、
特急[迎光号]であることを表示するとともに、特急停車駅を案内しています。
分倍河原、北野を通過する
特急の運転はこれで最後です。
都営新宿線神保町駅1番線に到着する
各停 高尾山口行き 迎光号です。
車両は
10-000形240Fによる8両編成です。
都営新宿線直通の「迎光号」は2002年から始まりました。
本八幡駅始発のものは、京王新線新宿駅までの間は普通列車として、以降、高尾山口駅までの間を急行列車として運行されました。
ヘッドマークは電飾で本当に輝いています。
新宿駅3番線に進入する
急行高尾山口行き 迎光号です。
新宿駅3時45分発の車両は
9000系9747Fによる10両編成でした。
9000系の運用は2003年から始まりました。2009年は6000系の運用が1992年以来17年ぶりに復活したために9000系は運用から外れましたが、2010年から再び運用についています。
9000系には小ぶりなタイプのヘッドマークが取り付けられています。
新宿駅3番線に進入する
急行高尾山口行き 迎光号です。
新宿駅4時15分発の車両は
8000系8707Fによる10両編成でした。
1992年までは特急迎光号としてヘッドマークが取り付けられていましたが、1993年からは運用車両が8000系に変更されるとともに、ヘッドマークがはずされ、単なる臨時特急として運行されていました。
1997年からは急行として運行されるようになり、2000年からはヘッドマークの取り付けが8年ぶりに復活しました。
8000系には横長タイプのヘッドマークが取り付けられています。
平成25年1月1日の時刻表
| 本八幡 | ①2:48 | ― | (各停) | → | 3:29④ | 新線新宿 |
| 新線新宿 | ④3:30 | ― | (急行迎光号1111) | → | 4:26① | 高尾山口 |
| 新宿 | ③3:45 | ― | (急行迎光号1113) | → | 4:42② | 高尾山口 |
| 新宿 | ③4:00 | ― | (特急迎光号0101) | → | 4:46① | 高尾山口 |
| 新宿 | ③4:15 | ― | (急行迎光号1115) | → | 5:11② | 高尾山口 |
レア度:★★☆☆☆
(元旦しか運行されないが、注目度が高い為ネットではよく見かける)