2011年8月7日(日)に甲斐住吉駅の花火大会に係る臨時発売で購入した、
身延線 甲斐住吉→南甲府間の地図式補充券による片道乗車券です。
地紋は、橙色で「JR C」です。
事由:片道
日付:7
領収額(円):140
JR東海は簡易委託駅にまでマルス端末を配備し、補充券を極力発券しない会社で有名ですが、どういうわけか毎年8月7日だけはこの地図式補充券が登場します。
平成14年9月に新設された御殿場線の長泉なめり駅が印刷されていない(裾野駅~下土狩駅の間にあるはず)ので平成14年以前に印刷された券であると推定できます。
また、小淵沢が小渕沢になっているミス券となっています。
対応できる範囲は静岡支社管内はもちろん、JR東日本管内の大宮・千葉・長野・小海、果てはJR西日本管内の広島市内まで対応しており、私鉄連絡も小田急線、伊豆急行線、伊豆箱根線に対応しています。新横浜の隣には「横浜線経由」という枠まであります。
8月7日の「神明の花火大会」に伴う地図式補充券臨時発売は、市川大門に近い順から、
市川大門(身延駅発行)
市川本町(身延駅発行)
市川本町(身延駅発行)
常永(南甲府駅発行)
国母(南甲府駅発行)
甲斐住吉(南甲府駅発行)
でも行われました。
下の写真のように、待合室の隅に1名の社員が出張し、補充券を発行していました。
甲斐住吉駅は「南甲府駅発行」の補充券が販売されていました。
この日は天気予報にない雷雨が15時前に突然起こり、東花輪駅構内の信号設備が落雷のために故障するというハプニングがあったため、列車ダイヤが乱れていました。
花火の臨時列車を優先するため、特急ふじかわの身延~甲府間を運休にするという大胆な決断もなされていたようです。
レア度:★★★★☆
(JR地図式補充券は現在、8月7日にのみ購入可能と思われる)
参考
JR東海 地図式補充券による乗車券1 身延駅発行
JR東海 地図式補充券による乗車券2 南甲府駅発行
JR東海 地図式補充券による自由席特急券 身延駅発行
この図補は、国鉄富士車掌区の時代から身延線用として使用していますが、「新川崎」「西大井」「さいたま新都心」「愛野」等の新駅は収録されず、平成5年の中央線駅名改称(4駅)以降、地図欄の変化は見当たりません。ご指摘の御殿場線「長泉なめり」駅も前記各駅より頻度が高いとは言えず、収録されなかった可能性があります。
返信削除ただし、南甲府駅発行の券について、裏面ご案内を確認してみますと、「九大学研都市駅」の記載があり、平成17年改正の旅客営業規則に準拠していることが分かります。
一般用特別補充券の裏面ご案内は、「新加美駅」を記載した平成20年改正の旅客営業規則に準拠した最新版が出ていますが、特殊区間用特別補充券としては、南甲府駅の券が最新かと思われます。
RAILFAN さん、コメントありがとうございます。
返信削除裏面までは確認しておりませんでした。ご指摘の通り、身延駅発行の券には「九大学研都市駅」の記載がないのに対し、南甲府駅発行の券には「九大学研都市駅」の記載がありますね。九大学研都市駅は平成17年9月23日開業であるため、少なくともそれ以降の印刷ということが確認できました。
いずれにしても、今後もこのような補充券が使用されるのかどうか、目が離せないと考えています。