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2012年11月10日土曜日

JR西日本 常備回数乗車券1 美祢線 厚保駅

JR西日本 常備回数乗車券1 美祢線 厚保駅厚保では、常備回数乗車券を取り扱っていました。

地紋は青色「JR W」で、厚保⇔美祢常備回数乗車券です。

以前は厚保美祢に加え、厚保厚狭の回数券も取り扱っていましたが、購入者がいなくなったのでまず厚保厚狭の回数券の取り扱いを終了し、その後、この厚保⇔美祢の利用者もいなくなってしまいました。

売れ残った最後の1冊を私が買ったので、もう厚保には常備回数乗車券は残っていません。









これまでの紹介内容をまとめます。
種類 美祢線 厚保駅
営業時間 平日8:30~18:00,土曜8:30~17:00
(不定期に閉店するので注意)
金額式(大人用) 140円、190円、230円、320円、400円、
480円、570円、650円、740円、820円区間行
金額式(小児用) 90円区間行
回数券 厚保⇔美祢(1,900円)
合計6,530円

レア度:★★★★☆
(厚保駅の常備回数乗車券は絶滅した)

2012年11月9日金曜日

JR西日本 金額式常備軟券乗車券5 美祢線 厚保駅

山口県美祢市西厚保町本郷字猪喰にある美祢線の厚保駅(あつえき)は、長門鉄道部管理の無人駅ですが、駅前の井上電気商会で金額式常備軟券乗車券大人専用10種類、小児専用1種類、計11種類も販売している簡易委託駅です。以下すべて紹介します。JR西日本 常備軟券乗車券1 厚保駅
JR西日本 常備軟券乗車券1 厚保駅
JR西日本 常備軟券乗車券1 厚保駅
JR西日本 常備軟券乗車券1 厚保駅

地紋は赤色「JR W」で、厚保から140円、190円、230円、320円、400円、480円、570円、650円、740円、820円区間行です。
最も販売実績が多いのは厚狭までの230円区間行と美祢までの190円区間行です。

JR西日本 常備軟券乗車券1 厚保駅
小児専用券は90円区間行、美祢までの切符1種類だけです。表紙もいただきました。
美祢線 厚保駅
井上電機商会厚保駅舎の前は広場になっています。
駅舎は無人ですが、右写真のように、「きっぷは、駅前の井上電気商会で販売しています。」と案内があります。
井上電気商会
井上電気商会委託店舗に近づいてみると、右写真のように、「厚保駅 JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。
お店には近所に住む60歳代の女性が店番をしており、地元の電気店として、テレビの修理の依頼など、電気店の仕事が本業でした。
委託店舗と駅舎の距離は下の写真程の距離です。
美祢線 厚保駅
厚保駅の2000年度乗車人数(降車客含まず)が84人/日から、2010年度乗車人数が36人/日へと10年で半分以下になっている状況をみると、この地域の過疎化も厳しいものがあります。

美祢線は2010(平成22)年7月15日に起きた厚狭川の氾濫で、湯ノ峠駅と厚保駅の間の橋梁が流出したり、その他の区間でも路盤が流出するなどして全線が不通となりましたが、2011年(平成23年)9月26日全線開通により、営業を再開しました。この利用者数にもかかわらず、JR西日本はよく復旧させたと思います。

なお、隣の湯ノ峠駅でも駅前商店で常備軟券乗車券を販売していましたが、すでに取り扱いを終了してしまいました。

レア度:★★☆☆☆
(美祢線厚保駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)

2012年11月8日木曜日

JR西日本 一般式常備軟券乗車券1 山陰本線 特牛駅

特牛駅は、一般式常備軟券乗車券を1種類だけ取り扱っています。
JR西日本 一般式常備軟券乗車券 山陰本線 特牛駅地紋は青色「JR W」で、特牛から門司(980円)です。
下関~門司の間はJR九州の運賃体系が適用になるため、特牛から門司、52.5kmで幹線の運賃は本州JR3社の区間内だけなら950円になりますが、下関~門司6.3kmのJR九州区間加算30円をプラスし、運賃は980円となります。
このような特殊な運賃体系のため、金額式ではなく、一般式地紋が青色常備軟券乗車券が用意されています。

みすゞ潮彩@特牛
特牛駅からの帰り道では2両編成のキハ47形7000番台がやって来ました。この列車はみすゞ潮彩1号(みすずしおさい1号)です。

みすゞ潮彩は、2007年7月より下関市と長門市を結ぶ観光列車として運行されており、日本海(響灘)の眺望に配慮した指定席車両が連結されています。
みすゞ潮彩@特牛
途中、黄波戸駅~長門市駅間において、美しい日本海の風景が堪能できるビュースポットで一時停車しました。

これまでの紹介内容をまとめます。
種類 山陰本線 特牛駅
営業時間 平日のみ7:30~18:00頃
(外出時など不定期に閉店するので注意)
金額式(大人用) 180円、320円、570円、650円、820円区間行
一般式(大人用) 門司(980円)
合計3,520円

レア度:★★★☆☆
(一般式常備軟券乗車券は珍しい)

2012年11月7日水曜日

JR西日本 金額式常備軟券乗車券4 山陰本線 特牛駅

山口県下関市豊北町大字神田字大場ヶ迫にある山陰本線の特牛駅(こっといえき)は、難読駅で知られている長門鉄道部管理の無人駅ですが、駅前の個人宅で金額式常備軟券乗車券大人専用5種類、一般式常備軟券乗車券大人専用1種類、計6種類販売している簡易委託駅です。以下すべて紹介します。
特牛から180円区間行です。
地紋は赤色「JR W」で、長門市駅発行です。

JR西日本 金額式常備軟券乗車券 特牛駅
特牛から320円、570円区間行です。最も販売実績が多いのは病院のある小串までの320円区間です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 特牛駅
特牛から650円、820円区間行です。
特牛駅
特牛駅舎は木造で、改札口は木製のものが残っており、駅名版も往年の姿のものです。
特牛駅
1面1線のホームは駅舎から階段を上った一段高い所にあります。
山口線 吉田商店
吉田商店きっぷ売り場案内@篠目駅駅前に簡易委託の一般宅があります。ただし、駅舎を借りて野菜等の販売をしています。
近づいてみると、右写真のように、「特牛駅 JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。

受託者は30代女性であるため、高齢化による委託廃止は当面ないと思われます。

2000年度乗車人数(降車客含まず)91人/日から、2010年度乗車人数が34人/日へと10年で約3分の1になっている状況をみると、この地域の過疎化も厳しいものがあります。

なお、隣の阿川駅でも駅前商店で常備軟券乗車券を販売していましたが、2010年頃に取り扱いを終了してしまいました。

レア度:★★☆☆☆
(山陰本線特牛駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)

2012年11月6日火曜日

JR西日本 金額式常備軟券乗車券3 山陰本線 長門三隅駅

山口県長門市三隅下にある山陰本線の長門三隅駅(ながとみすみえき)は、長門鉄道部管理の無人駅ですが、駅前の新谷商店で金額式常備軟券乗車券大人専用12種類、小児専用2種類、計14種類も販売している簡易委託駅です。以下すべて紹介します。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 長門三隅駅
長門三隅から180円、190円区間行です。最も販売実績が多いのは長門市までの180円区間行で、券番号も1115番と他を圧倒する販売実績です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 長門三隅駅
長門三隅から230円、320円区間行です。
2番目に売れるのがが萩までの320円区間行です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 長門三隅駅
長門三隅から400円、480円区間行です。
3番目に売れるのがが東萩までの400円区間行です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 長門三隅駅
長門三隅から570円、820円区間行です。
820円区間は最も売れず、券番はなんと4番です。

長門三隅から950円、1,110円区間行です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 長門三隅駅
長門三隅から1,280円、1,450円区間行です。
下関までの1,450円区間も時々売れるとのことでした。

JR西日本 金額式常備軟券乗車券(小児用) 長門三隅駅
小児専用券は90円、160円区間行の2種類だけです。売上1番目と2番目の区間に限り小児専用券が用意されています。
地紋は赤色「JR W」で、長門市駅発行です。
長門三隅駅舎と新谷商店
新谷商店案内@長門三隅駅長門三隅駅ホームに降りると、駅舎出て左側に商店が見えます。
駅舎は無人ですが、右写真のように、「きっぷは、駅前の新谷商店で販売しています。」と案内があります。
長門三隅駅 新谷商店
新谷商店きっぷ売り場案内@長門三隅駅近づいてみると、右写真のように、「長門三隅駅 JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。
お店には80歳と82歳の夫婦が店番をしていました。

毎日7時から18時頃までお店は営業していますが、日曜日の午後は閉店します。
長門三隅駅 新谷商店 運賃表
新谷商店券箱@長門三隅駅きっぷはあらかじめ切ってあり、このような券箱に備え付けてあります。

店の中には手作りの運賃表が張ってあります。特牛までの650円区間、滝部までの720円区間のきっぷは備え付けられてないことが分かります。

平成24年11月時点で、長門三隅駅には上下それぞれ9本/日しか列車の運行がなく、9時頃から13時頃の日中には列車の運行がない閑散区間にあります。早朝6時30分には高校生のために隣の長門市駅までたった1駅だけの通学列車が設定されています。
2000年度乗車人数(降車客含まず)155人/日から、2010年度乗車人数が84人/日へと10年で半減している状況をみると、この地域の過疎化も厳しいものがあります。
長門三隅駅
長門三隅駅は相対式ホーム2面2線です。駅舎は上りホーム側に設けられており、下りホームとは跨線橋でつながっています。
長門三隅駅
駅舎には以前は介護予防拠点施設「はつらつステーション三隅」が併設されていましたが、閉鎖されてしまったため真の意味で「無人駅」です。

これまでの紹介内容をまとめます。
種類山陰本線 長門三隅駅
営業時間 毎日7:00~18:00 日曜午後休
(外出時など不定期に閉店するので注意)
金額式
(大人用)
180円、190円、230円、320円、400円、480円、570円、
820円、950円、1,110円、1,280円、1,450円区間行
金額式
(小児用)
90円、160円区間行
合計8,410円

レア度:★★☆☆☆
(山陰本線長門三隅駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)

2012年11月5日月曜日

JR西日本 常備軟券自由席特急券 山口線 三谷駅

JR西日本 常備軟券自由席特急券 三谷駅
山口線三谷駅には3往復運転されている特急「スーパーおき」号のすべてが停車します。

三谷駅では昨日紹介した金額式常備片道普通乗車券の他に、50kmまでの常備自由席特急券(730円)も販売しています。北近畿タンゴ鉄道の各駅で販売している常備B自由席特急券は発駅補充式のため、JR西日本の常備自由席特急券を販売しているのはこの三谷駅が最後と思われます。

この50kmまでの常備自由席特急券以外は一切販売しておらず、新山口駅までの特急利用に特化しています。

2010年度の乗車人数(降車客含まず)がたった45人/日の三谷駅に特急が止まること自体が謎ですが、そのおかげでJR西日本唯一の常備軟券による自由席特急券がこのように残存しています。

なお、10年前の三谷駅における2000年度乗車人数(降車客含まず)が123人/日であったことを考えると、この10年間で利用者がなんと約3分の1に減少しており、鉄道離れは深刻というより無惨としかいいようがありません。
常備軟券自由席特急券表紙 三谷駅

表紙をいただくことができました。この発駅印刷済みの「委託販売自由席特急券」はJR西日本管内ではここ三谷駅だけが取り扱っています。
スーパーおき5号せっかくなので、この常備軟券自由席特急券を利用して新山口までスーパーおき5号に乗ってみました。三谷駅から乗ったのは私だけでした。

JR西日本管内で常備軟券と常備軟券自由席特急券の組み合わせで特急に乗れるのは三谷駅からだけです。

これまでの紹介内容をまとめます。
種類 山口線 三谷駅
営業時間 毎日7:00頃~21:00頃
(外出時など不定期に閉店するので注意)
金額式
(大人用)
140円、180円、200円、230円、320円、480円、
570円、650円、740円、950円、1,110円、1,280円、
1,450円、1,620円区間行
金額式
(小児用)
100円、240円、370円区間行
自由席特急券
(大人用)
50kmまで(730円)
合計11,360円

レア度:★★★☆☆
(JR西日本唯一の常備軟券による自由席特急券)

2012年11月4日日曜日

JR西日本 金額式常備軟券乗車券2 山口線 三谷駅

山口県山口市阿東生雲東分字三谷にある山口線の三谷駅(みたにえき)は、山口地域鉄道部管理の無人駅ですが、駅前の村上酒舗で金額式常備軟券乗車券を大人専用14種類、小児専用3種類、計17種類も販売している簡易委託駅です。以下すべて紹介します。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅

三谷から140円、180円区間行です。地紋は赤色「JR W」です。140円区間のきっぷだけ、他のきっぷとフォント及び文字のレイアウトが違うことが分かります。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅
三谷から200円、230円区間行です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅
三谷から320円、480円区間行です。最も販売実績が多いのは断トツで山口までの480円区間行で、上山口・宮野・津和野もこの480円区間になるのでもうほとんどこれしか売れません。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅
三谷から570円、650円区間行です。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅
三谷から740円、950円、1,110円、1,280円、1,450円、1,620円区間行です。480円区間の次に売れるのが新山口までの740円区間行とのことです。このように営業キロが100キロ以下の当日限り有効の切符が売られています。
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅
JR西日本 金額式常備軟券乗車券 山口線 三谷駅小児専用券は100円、240円、370円区間行の3種類だけです。100円区間は篠目、240円区間は山口、370円区間は新山口までの切符で、240円、370円区間行は少ないながらも需要があることを伺わせます。小児100円区間のきっぷも、他のきっぷとフォント及び文字のレイアウトが違うことが分かります。

平成3年頃に委託業務を受託して以来、変わらずこれら計17種類のきっぷを販売しているとのことでした。
山口線 篠目駅 給水塔
三谷駅舎は2001年5月16日に漏電が原因と思われる火災で焼失し、その後プレハブ駅舎を経て2010年にこの木造駅舎(待合室のみ)が建てられました。ポストと背の高い木だけは旧駅舎時代から残っています。
山口線 篠目駅 駅名標
三谷駅村上酒舗看板村上酒舗は駅舎を出て道路を左手に曲がり、30秒ほどの所にあります。厳密な意味では駅前ではなく、少し離れています。

近づいてみると、右写真のように、「三谷駅 JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。
お店には70歳代の女性が店番をしていました。

三谷駅では自由席特急券も販売しており、明日紹介します。

レア度:★★☆☆☆
(山口線三谷駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)