山口県長門市三隅下にある
山陰本線の長門三隅駅(ながとみすみえき)は、長門鉄道部管理の無人駅ですが、駅前の新谷商店で
金額式常備軟券乗車券を
大人専用12種類、
小児専用2種類、計14種類も販売している簡易委託駅です。以下すべて紹介します。
長門三隅から
180円、190円区間行です。最も販売実績が多いのは長門市までの
180円区間行で、券番号も1115番と他を圧倒する販売実績です。
長門三隅から
230円、320円区間行です。
2番目に売れるのがが萩までの
320円区間行です。
長門三隅から
400円、480円区間行です。
3番目に売れるのがが東萩までの
400円区間行です。
長門三隅から
570円、820円区間行です。
820円区間は最も売れず、券番はなんと4番です。
長門三隅から
950円、1,110円区間行です。
長門三隅から
1,280円、1,450円区間行です。
下関までの
1,450円区間も時々売れるとのことでした。
小児専用券は
90円、160円区間行の2種類だけです。売上1番目と2番目の区間に限り小児専用券が用意されています。
地紋は
赤色「JR W」で、長門市駅発行です。
長門三隅駅ホームに降りると、駅舎出て左側に商店が見えます。
駅舎は無人ですが、右写真のように、「きっぷは、
駅前の新谷商店で販売しています。」と案内があります。
近づいてみると、右写真のように、「長門三隅駅
JR西日本乗車券発売所」の看板が掲げられています。
お店には80歳と82歳の夫婦が店番をしていました。
毎日7時から18時頃までお店は営業していますが、日曜日の午後は閉店します。
きっぷはあらかじめ切ってあり、このような券箱に備え付けてあります。
店の中には手作りの運賃表が張ってあります。特牛までの650円区間、滝部までの720円区間のきっぷは備え付けられてないことが分かります。
平成24年11月時点で、長門三隅駅には上下それぞれ
9本/日しか列車の運行がなく、9時頃から13時頃の日中には列車の運行がない閑散区間にあります。早朝6時30分には高校生のために隣の長門市駅までたった1駅だけの通学列車が設定されています。
2000年度乗車人数(降車客含まず)
155人/日から、2010年度乗車人数が
84人/日へと10年で半減している状況をみると、この地域の過疎化も厳しいものがあります。
長門三隅駅は相対式ホーム2面2線です。駅舎は上りホーム側に設けられており、下りホームとは跨線橋でつながっています。
駅舎には以前は介護予防拠点施設「はつらつステーション三隅」が併設されていましたが、閉鎖されてしまったため真の意味で「無人駅」です。
これまでの紹介内容をまとめます。
種類 | 山陰本線 長門三隅駅
営業時間 毎日7:00~18:00 日曜午後休
(外出時など不定期に閉店するので注意) |
金額式
(大人用) | 180円、190円、230円、320円、400円、480円、570円、
820円、950円、1,110円、1,280円、1,450円区間行 |
金額式
(小児用) | 90円、160円区間行 |
合計 | 8,410円 |
レア度:★★☆☆☆
(山陰本線長門三隅駅は交通の便が悪いが、行けば常備軟券は買える)