JR東日本花輪線の鹿角花輪駅のみどりの窓口発行されたマルス券です。地紋は、緑色で「JR E」です。
大館→弘前間の寝台特急日本海のB立席特急券、大人1名で500円となっています。
大館駅の入鋏スタンプとJR西日本大阪車掌区の検札済スタンプが捺してあります。
下り列車は東能代~青森駅間において、立席特急券で2,3,4号車が利用できます。
券には「立席乗車券では着席できません」と記載してありますが、これは建前であり、実際には着席可能です。
2,3,4号車の寝台使用は大阪~秋田間の区間利用の予約に限定されています。秋田駅発車後、東能代到着までの51分間で下段寝台のシーツ、枕、掛け布団を上段にしまい、下段寝台を座席利用できるようにセットします。
大館駅に到着する寝台特急日本海です。EF81-1071により牽引されています。
弘前駅を発車する寝台特急日本海です。客車は24系25型です。
奇しくも、平成23年11月18日(金)に、読売新聞・日本経済新聞等報道各社より寝台特急「日本海」(大阪~青森)を廃止する方針が相次いで報道されています。
寝台特急「日本海」は、大阪と青森を結ぶ急行「日本海」を格上げする形で1968年10月1日に特急列車化されました。いわゆる国鉄時代のヨンサントオ(4・3・10)白紙ダイヤ改正で誕生した訳です。
一時期2往復化され、1往復は函館乗り入れを果たしましたが今は大阪~青森の1往復に戻っています。
今は夜行バス全盛時代ですが、京阪神と山形県庄内地方・秋田県・青森県を結ぶ夜行バスは存在しないため、効率良い夜間移動手段となっており、修学旅行生の利用も多いです。
そのため、2012年春のダイヤ改正で廃止という方針にはかなり驚きました。
もはや利用客が少ないから夜行列車を廃止するのではなく、コスト削減・効率化のために廃止される状況が残念です。
日本海廃止後、秋田~青森間に特急津軽が代替で新設されるかどうかが今後の注目ですが、時間帯的には朝早すぎるため、新設されない可能性が高いと予想します。
大阪 | ⑩17:47 | ― | (寝台特急日本海4001) | → | 8:45③ | 青森 |
レア度:★☆☆☆☆
(平成24年3月で廃止)
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