小野駅の券箱の右側には、補充式普通回数乗車券の束がぶら下がっていました。
小野→信濃川島ゆき補充式普通回数乗車券です。小児用で発券されています。
地紋は、水色で「JR E」です。
裏面は真っ白です。
小野駅の平成22年度の1日平均乗車人員は186人で、その多くが高校生です。高校生は3か月定期券を購入する傾向があり、夏休みなどはこの回数券が売れるとのことです。
辰野町は小野駅の委託賃金として192万円を歳出(支出)として計上しています(平成23年辰野町予算書47頁参照)。
その歳出に対する歳入(収入)としてJR東日本から25万円、塩尻市から73万円、合計98万円を計上しています(平成23年度辰野町予算書26頁参照)。この差額分94万円が辰野町の持ち出し分となっています。
ただし、決算時には実際の支出分に対しJRからの収入を引いた額を辰野町と塩尻市で折半しています。
JRからの収入は上記25万円に加え、乗車券類に関しては販売額の約5%、定期券に関しては1%未満の手数料のみとなるため、極めて微々たる収入です。
受託者は元JR職員2名が交替で担当しています。
このように、簡易委託駅が存続するためには地元自治体からの補助がなくてはならない状況です。長野県栄村に3駅も簡易委託駅があるのも村の方針(補助金を支出する)があるからなのです。
レア度:★☆☆☆☆
(小野駅に行けば購入可能)
参考
JR東日本常備軟券発売駅
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