長野県大町市にある大糸線のヤナバスキー場前駅は、スキーシーズンのみ列車が停車する臨時駅ですが、金額式常備軟券乗車券を
大人専用3種類、小児専用1種類、計4種類販売しています。
ヤナバスキー場前→140円区間、 ヤナバスキー場前→180円区間です。
140円区間は簗場駅まで、180円区間は海ノ口駅及び南神城駅までの区間のため利用者はなく、記念販売以外はほとんど売れません。
140円券には「○ム」の印刷がありますが、180円券にはありません。
また、180円券だけは①信濃大町駅発行となっています。
ヤナバスキー場前→200円区間、 ヤナバスキー場前 →小児100円区間です。
200円区間は稲尾駅、信濃木崎駅及び神城駅、飯森駅までの区間であり、やはりほとんど売れません。
小児専用券にだけ「○ム」の印刷があります。
全て地紋は、赤色で「JR E」でサイズはA型です。
ヤナバスキー場前駅に停車する列車は全てワンマンカーのため、列車内で左の様に乗車整理券が発券されます。しかし、駅名8文字は印刷しきれず、「ヤナバスキー」とのみ印刷されています。
常備軟券乗車券では、8文字もの駅名もいかにも簡単に表示できるのが魅力です。
ヤナバスキー場前駅は、ヤナバスキー場へのアクセス向上のために1985(昭和60)年12月24日に開業した臨時駅で、スキー場がオープンする12月から3月まで列車が停車します。
ホームは1面1線で、松本方面の東側(スキー場側)に駅舎が建っています。
駅舎の中には「JRきっぷ売場」がありますが、駅舎にスキー場職員が出向くのは昼営業が終了する16時頃だけで、それ以外の時間は駅舎に委託職員はおらず、窓口は閉まっています。
しかし、「切符販売中!リフト券売り場でもお買い求めいただけます。」との掲示が張ってあり、ヤナバスキー場のリフト券売り場で購入できることが分かります。
駅名の通り、徒歩1分でヤナバスキー場のリフト券売り場に辿り着きます。このリフト券売り場には窓口が2つあり、向かって左側の机の上に常備軟券乗車券が入った黒いCASH BOXが置いてありました。
金額式常備軟券乗車券はここで紹介する4種類だけですが、一般式常備軟券乗車券を17種類も販売しており、明日紹介します。
レア度:★★★☆☆
(ヤナバスキー場前駅はスキーシーズンのみの営業のため、いつでも買える訳ではない)
参考
JR東日本常備軟券発売駅
臨時駅として営業していたヤナバスキー場前駅は、スキー場の営業が休止となっていることから廃止されます。
返信削除最後はマックアースが運営していたヤナバスキー場ですが、2016年シーズンを最後に営業されていません。スキー場が廃止されたため、やむを得ないことですが、常備軟券を買いに行ったことがある者としては感慨深いです。