京王電鉄の
初乗り往復割引きっぷです。高井戸駅発行です。
地紋は
黄緑色でKEIO、縦54mm×2=108mm、横86mmの独特の様式です。
定期券、クレジットカートと同じ大きさといえばイメージがつくでしょうか。
2014年4月1日から、消費税が5%から8%に増税されたことに伴う運賃改正の緩和措置の一環として、関東大手私鉄の東武、西武、京王、東急、京成、京急、相鉄ではそれぞれ初乗り区間に限り、往復分からたった10円ですが割引した往復乗車券の発売を開始しました。
なお、小田急、東京メトロでは販売していません。東京メトロはともかく、小田急だけ何故発行されないのかは不思議なところです。
常備券あり、磁気券あり、有効期限が6か月だったりと、各社様式が違うようで、今後実使用を中心に紹介していこうと思っています。
まずは京王電鉄です。
常備軟券の区間の欄に合わせた初乗り区間のゴム印が各駅に新たに用意され、発券の際に捺されます。
高井戸駅の場合、初乗り区間が複数あるため、明大前~吉祥寺の9駅が並びました。
本来は目的地に○を付けるのでしょうが、発売駅員は失念したようです。
その下には発売日の欄があります。往復きっぷですが
発売日当日限り有効で、通常の往復乗車券とは異なり、
企画乗車券であることが分かります。
一番下は発売金額の欄で、大人250円、小児130円、大人270円(京王稲田堤~橋本を含む区間)の3つから○をつける形式になっています。
きっぷとしては各駅でまったく同じですので、収集目的では1枚で構わないという考え方もありますが、初乗り区間のゴム印は各駅ですべて異なるので、これを集めだすと69ヶ所の全駅で購入する必要が生じます。
独特の様式ながら、京王の常備軟券を堂々と買えるようになったのは嬉しい限りです。
自動券売機付近で張り紙による案内はありますが、ホームページで案内は一切せず、改札窓口での販売である点に、販売に積極的でない姿勢を感じてしまいます。
レア度:★☆☆☆☆
(京王の常備軟券は珍しい)
(2014年12月29日追記)
2014年9月30日をもって、京王電鉄の初乗り往復割引きっぷの発売は終了しました。