小野田線の南中川駅では、JR九州を着駅とする小倉、博多行の2種類の駅名式常備軟券乗車券も販売しています。
経由は目出・鹿児島本線で、地紋は水色「JR W」です。
特牛駅で取り扱っていた特牛→門司のきっぷ同様、JR九州の加算運賃のため、南中川駅では1,450円の区間まで金額式常備軟券乗車券を取り扱っていながら小倉駅までのきっぷは対応できず、この専用券が準備されています。
更に博多までのきっぷも在来線の鹿児島本線経由です。
新幹線で厚狭から博多まで乗車する場合、運賃は2,210円ですから、このきっぷでは支払い損になってしまいます。
この2つの口座は、2005年(平成17年)9月30日までJR九州の交直流電車がJR西日本広島支社管内まで直通運転をしていた歴史を引きずって販売されています。
南中川駅舎は待合室だけの簡素な造りです。
1面1線のホームは周囲より一段高い所にあります。
駅前に江原米穀店があります。
近づいてみると、右写真のように、「南中川駅 JR線、きっぷ発売所」の看板が掲げられています。
江原米穀店を守っているのはなんと平成24年時点で88歳の女史です。
以前、朝日新聞でも取り上げられました。
山口宇部空港の最寄り駅の草江駅前の西村商店も高齢のため店舗を閉めたように、江原米穀店もいつまで開店しているか時間の問題かもしれません。
これまでの紹介内容をまとめます。
種類 | 小野田線 南中川駅 営業時間 平日 7:00頃~19:00頃 土曜 7:30頃~19:00頃 (不定期に閉店するので注意) |
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金額式(大人用) | 140円、180円、200円、230円、320円、400円、 480円、570円、650円、740円、820円、950円、 1,280円、1,450円区間行 |
金額式(小児用) | 90円、100円、110円区間行 |
一般式(大人用) | 小倉(990円)、博多(2,360円) |
合計 | 12,060円 |
(一般式常備軟券乗車券は珍しい)
分割民営化時点から、JRで2社またがりとなる常備券は金額式では発売しないこととなっており、JR九州に加算運賃が導入される以前から、JR九州が着駅となるものは一般式(片矢印式?)となっています。
返信削除また、JR西日本の常備軟券では、有効日数にかかわらず、金額式が赤色、一般式が青色となっています。
kazさん、コメントありがとうございます。2社またがりとなる常備券は金額式では発売しないのは、運賃配分をはっきりさせるためですね。
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