東武和泉から140円区間、東武和泉から160円区間です。
東武和泉から190円区間、東武和泉から240円区間です。
東武和泉駅は1面1線で行き違いができません。平成22年度の一日平均乗車人員は781人と無人駅にしてはかなり多いです。(引用:東武鉄道 東武和泉駅)
これは、足利工業大学附属高等学校の最寄り駅であるためです。
東武和泉駅は1974年(昭和49年)4月1日に無人化され、簡易委託が開始されました。
当初は駅前の東武鉄道の社宅の建物を利用して、乗車券の簡易発売業務を行っていました。
委託員がこの社宅に住んでいたわけではありません。
しかし社宅は利用されなくなり、更に乗降車駅証明書発行機の設置及びPASMOの導入のため、乗車券を購入する必要がなくなり、いつしか簡易委託は行われなくなりました。
駅前の社宅には今でもこのように簡易委託を示す「東武鉄道 きっぷ発売所」の看板が掲げられていますが、営業はしていません。しかし、委託員への委託契約は継続されており、委託員の老夫婦が平日早朝、駅の掃除のため車でやってきます。
そのタイミングに合うときっぷを購入できる可能性があります。
このように、この社宅のドアが開いている光景を見る事はほとんどできません。
伊勢崎線 東武和泉駅 | |
種類 | 140円、160円、190円、240円 |
営業時間 | 平日早朝のみ |
(東武和泉駅では、一般向けの常備軟券の販売は現在行っていない)
(まとめ)
このたび、平成23年10月時点で購入可能な東武鉄道の常備軟券乗車券をすべて紹介してきましたが、剛志駅などの一部の駅を除いて切符販売は事実上の役割を終えつつある状況でした。
委託先には毎月数万円の委託料が東武鉄道から支払われ、きっぷをいくらたくさん売っても1枚も売らなくても切符販売による儲けはない仕組みとなっています。きっぷが品切れとなった場合、50枚単位で管理駅から現金前払いで新たな常備軟券の束を購入する必要があるため、特に高額券等を中心に、新たな切符を委託店で補充しなくなってしまうようです。
しかし、委託業務としては駅の掃除なども含まれているようなので、委託員の高齢化により一部の駅の販売は今後なくなる可能性はありますが、細々とこの制度が続いていくような印象を抱きました。
(補足) 野州山辺駅でも常備軟券を販売していましたが、委託先の駅前自転車預り所が、駅前の再開発により平成20年3月31日を持って閉鎖してしまったため、新たに入手することはできなくなってしまいました。
東武鉄道 常備軟券乗車券 販売駅一覧 | |||||
伊勢崎線 | 県 | 東武和泉 | 野州山辺 | 世良田 | 剛志 |
日光線 | 合戦場 | 家中 | 楡木 | 樅山 | |
北鹿沼 | 下小代 | 明神 | 上今市 | ||
鬼怒川線 | 大谷向 | 大桑 | 小佐越 | ||
桐生線 | 三枚橋 | ||||
佐野線 | 田島 | 堀米 | 吉水 | 多田 | |
小泉線 | 篠塚 | 小泉町 | 竜舞 |