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2014年12月20日土曜日

東京駅100周年記念Suica販売中止の修羅場を体験!「あるこう!東京駅~日本橋 百年散策」記念レプリカ硬券

2014年12月20日は東京駅開業100周年の記念すべき日でしたが、JR東日本のイベント対応ミスのため、東京駅は「東京駅100周年記念Suica販売中止」という異常事態となり、丸の内側は一時騒然となっていました。

これは、東京駅丸の内南口改札前で、特設ブースを開設し、2014年12月20日(土)8時から記念Suicaを限定15,000枚、1人当たり3人までで販売すること、徹夜待ちは禁止であることを告知していた事が伏線でした。

1人3枚、限定15,000枚ということは、ほとんどの人が上限の3枚までを購入すると計算するとしても、最低5,000人の人が事前に並ぶことが予想されます。
東京駅100周年記念Suica販売中止
実際には報道発表で9,000人、実際は10,000人以上の購入希望者が早朝8時前に東京駅丸の内口に殺到しました。私は5時40分頃に東京駅に到着しましたが、すでに丸の内北口ドームの北側のこの位置でした。

しかし、JR東日本は、行列の整理のための人員を十分な数だけ用意していませんでした。
今日の混乱の大きな原因はここにつきます。

「客が大勢集まったから危険なので中止した」は理由になりません。
「客が大勢集まったけど、それに対応できるだけの人員を用意しなかった」から中止に追い込まれたのです。

警備会社に依頼して、100人なり200人の交通整理員を用意すべきでした。

丸の内南口を先頭にした行列は、駅舎を出て北側に進み、一旦地下に潜った後再び地上に出て丸の内北口を通過、丸の内1丁目の東京メトロ東西線大手町駅入口周辺まで進み、駅舎側の通路を2往復しました。2往復目は通路に入らないため、道路に行列ができていました。

この列が問題でした。

ロープで整理しているのは丸の内南口ドーム内だけ。

それ以外の場所では客の自主性に任せた行列で、整理整頓の駅員は全くなし。

警備員が10mなり20mなりに整理すればよかったのです。

予定より45分早い7時15分に記念Suicaの販売が開始され、約6,000枚は販売されました。
しかし、行列には警備員がいないため、駅舎外の通路の行列が進む際に横入りが頻発しました。
何故か行列はものすごいスピードで進んだため、走らないと前に追いつかない状況で、その時点でそれまでの順番が崩壊。横入りしても全く分からない混乱が生じました。
東京駅100周年記念Suica販売中止
そのため、駅員には「なんで横入りしてるんだ」
「そもそも、徹夜禁止と告知しているのに、なんで徹夜組に販売しているのか」
といった苦情が殺到します。

そして突然、「完売による発売終了」ではなく、なんと「発売中止」がアナウンスされました。

しかも、こちらの逆鱗に触れるようなこんなアナウンスを連発して。
「記念suicaの発売は中止になりました。東京駅を本日もご利用いただき、ありがとうございました。」
なんで中止になったのかの説明アナウンスが一切ない!
東京駅100周年記念Suica販売中止
地上に戻ると、駅員が個別に説明しているのですが、「お客様の安全が確保できないため中止となった」の一点張りで、客の怒りはエスカレート。
東京駅100周年記念Suica販売中止
販売ブースのある丸の内南口周辺は怒号が行きかいパニック状態。
東京駅100周年記念Suica販売中止
ドームの中の最初の状態は見ることができませんでしたが、社員手作りの東京駅舎模型が破壊されてしまったようです。
東京駅100周年記念Suica販売中止
丸の内南口の改札は混乱を避けるために解放され、乗客はフリーパスで出入りできる状況でした。
東京駅100周年記念Suica販売中止

丸の内南口ドーム内にはこんな掲示がありました。
いったい何を話し合ったのだろうか…皮肉な結果だけが残りました。
社員皆で話し合いをした結果がこの惨状とは・・・
東京駅100周年に汚点の歴史が刻み込まれ、とても残念です。

今後、JR東日本から対応についてプレス発表があると思いますが、
1.枚数制限なしで通常発売のsuicaをこの東京駅100周年記念Suicaデザインで発売する。
2.受注生産とし、購入希望者は必ず購入可能とする。

このどちらかの対応をしないと、汚点が汚点のまま歴史に刻まれてしまいます。

1枚も売らないで販売中止、もしくは15,000枚完売なら不公平感なく、まだ納得できるものもありますが、約6,000枚は市中に出回ってしまってからの販売中止はあり得ない対応です。
目の前で販売中止を宣告された客は怒りが収まらないでしょう。

久しぶりに修羅場を体験しました。

事前に手に入れた「記念レプリカ硬券」をせっかくなので紹介しておきます。

東京駅開業100周年記念に関連して、10月11日~12月20日までの間、「あるこう!東京駅~日本橋 百年散策」と称するイベントが催されていますが、期間中、5か所の拠点で「散策マップ」と「記念レプリカ硬券」の無料配布が行われました。

また、10月11日から13日までの3日間は、無料配布された硬券に「入鋏する」という「元駅員による入鋏実演イベント」も催されました。

硬券のサイズはB型で、このうちJR東日本東京駅分は「無地紋」、COREDO室町分は「COREDO地紋」となっていますが、その他の3か所については、旧国鉄地紋を模して、
・機関車の動輪:各百貨店の社章
・「JNR」と「こくてつ」:「東京」と「各百貨店名称」
にそれぞれ替えたオリジナルの地紋となっています。

また、裏面には、
・JR東日本東京駅:機関車の動輪
・その他の4か所:各百貨店の社章(但し、COREDO室町は三井不動産の社章)
も描かれています。

日付けは「ダッチング」によりますが、年表記の数字が「(平成)26」ではなく
「(西暦の20)14」になっているのが、ちょっと残念です。

○COREDO室町(三井不動産)
COREDO室町(三井不動産) 記念レプリカ硬券

○日本橋髙島屋
日本橋髙島屋 記念レプリカ硬券

○大丸東京店
大丸東京店 記念レプリカ硬券

○JR東日本東京駅
東京駅 記念レプリカ硬券

○日本橋三越本店
日本橋三越本店 記念レプリカ硬券

裏面はまとめて、こんな感じです。
記念レプリカ硬券
裏面右下に「循環符号」があります。
無料配布される5枚の硬券がセット出来る記念台紙
ちなみに、東京駅では「無料配布される5枚の硬券がセット出来る記念台紙」も併せて配布しており、その外側はこのような駅舎デザインとなっています。

レア度:★☆☆☆☆
(硬券は期間限定無料配布)

2 件のコメント:

  1. せっかくだから、1年間販売したらいいのにね。100周年はそれくらいで祝ったらいいのに。

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  2. 予想通り、希望者全員への販売がプレス発表されました。
    最初からそうすれば、全員が幸せな気分になれたのですが、2014年12月20日のトラウマはなかなか消えません。

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