函館本線桑園駅2番線に到着しようとするキハ201系D-103による快速ニセコライナー札幌行き。この朝ラッシュのひとときを彩る列車も、将来のダイヤ改正で姿を消す運命にあります。
キハ201系による快速ニセコライナー札幌行き側面表示です。
快速ニセコライナー札幌行きの概要
函館本線の朝ラッシュ時に1本だけ設定されている快速ニセコライナー札幌行き。この列車は、北海道内の観光と通勤の双方を支える役割を果たしてきました。
- 運行形態
- 手稲から琴似間で稲積公園駅、発寒駅、発寒中央駅を通過するものの、前の列車を追い越すことがなく、快速運転の効果が薄れている現状です。
- 小樽~蘭越間からの乗客が札幌まで直通で利用できる数少ない列車でもあります。
廃止の背景と函館本線の行方
北海道新幹線札幌延伸により、函館本線小樽~長万部間の鉄道路線は廃止される予定です。これに伴い、快速ニセコライナー札幌行きも運行終了となります。
特に蘭越駅から札幌までの直通列車は、沿線住民にとって重要な移動手段でしたが、今後はバス転換など代替交通の利用を余儀なくされる見込みです。一方で、観光地ニセコを含むこの区間の廃止には、多くの地元住民や鉄道ファンが疑問を抱いています。
まとめ
快速ニセコライナー札幌行きは、函館本線の鉄道文化を象徴する列車の一つでした。鉄道ファンとして、その役割が終わる瞬間を見届けることはもちろん、地域の交通手段の将来についても思いを巡らせる必要があります。
残り少ない運行期間、早朝の函館本線でその雄姿を見られるチャンスを逃さないよう、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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