長野県栄村にある、大雪に囲まれた飯山線森宮野原駅に到着したキハ110-211+キハ111-211による普通ワンマン列車 森宮野原行きです。
飯山線は、除雪作業のため、12月頃から2月頃までの積雪量の多い時期は、ほぼ毎日13時頃から16時頃まで、森宮野原~十日町駅間で運休となります。バスによる代行輸送は行いません。
これは地元では、計画運休と呼ばれています。
このため、定期列車では長野駅始発の終電でしか設定のない、森宮野原行きが冬の間は連日運行されています。
例えば、多くの日は森宮野原~十日町間で除雪のための計画運休が以下の通り、上下2本ずつあります。
運休となる列車の時刻表
<上り>
1.十日町11:19発→森宮野原11:57着
(森宮野原から長野方面へは森宮野原11:59発の列車が森宮野原始発で走ります。)
2.十日町13:36発→森宮野原14:15着
(森宮野原から長野方面へは森宮野原14:18発の列車が森宮野原始発で走ります。)
<下り>
3.森宮野原12:00発→十日町12:37着
(戸狩野沢温泉11:21発の列車は森宮野原止まりとなります。)
4.森宮野原14:18発→十日町14:57着
(戸狩野沢温泉13:40発の列車は森宮野原止まりとなります。)
この計画運休の特徴として、代行バスの運行がないことが挙げられます。
前日までに運休の事実を広報し、不要不急の外出を控えさせる作戦です。
地元の足としてだけ使われている前提の路線でしか使えない戦術です。
なお、森宮野原駅から越後湯沢駅までは路線バスが運行していますので、栄村から新潟県に抜けることは可能です。
豊野駅改札前に掲示された、飯山線区間運休に伴う行先変更のお知らせです。
長野駅~戸狩野沢温泉駅間では車掌が乗務し、3両編成での運行です。
側面表示は森宮野原となります。
戸狩野沢温泉駅では、後ろの1両を切り離し、前2両だけでワンマン運転となり、ワンマン森宮野原行きとして長野県の最東端、新潟県との境界である栄村に向かいます。
森宮野原駅には、日本最高積雪地点があり、この棒の高さまで積もったとのことです。
森宮野原駅の発車時刻表です。
下り列車はことごとく運休し、この日の始発列車は16時54分です。
森宮野原駅近くの建物では、雪下ろし中でした。
身長より高い雪をこんな高さから降ろすなんて、命がけですね。
長野 | ④12:32 | ― | (135D) | → | 14:17② | 森宮野原 |
(日中の森宮野原行きは、冬季積雪期にはほぼ毎日運行される)
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