山陽本線岡山駅4番線に停車中の227系 L3編成のS普通 瀬戸行きです。
227系のS普通 瀬戸行き側面表示です。
山陽本線の岡山駅発・上り列車において、S普通 瀬戸行きは平日早朝にわずか7本、土休日6本しか存在しないです。その運行ダイヤは、早朝の1本(平日6時50分発の702M)を除くと、岡山駅9時33分発の「708M」からスタートし、13時台までほぼ1時間おきに連続して設定されているのが最大の特徴です。朝ラッシュが終わり、利用客が落ち着く時間帯にこの列車が集中する本当の理由を紐解きます。
1. 岡山駅基準で9時33分から13時台まで「1時間おき」に設定されている背景
この昼間の時間帯に瀬戸行きが集中的に設定されている理由は、「日中時間帯の過疎区間(上郡・相生方面)の間引き・減便」と「需要の多い岡山近郊区間(瀬戸まで)のサービス維持」を両立させるためです。
- 過疎区間の効率化と近郊の維持: 朝ラッシュが明けた昼前(9時台以降)になると、兵庫県境を越えて相生や姫路方面まで向かう長距離の利用客は激減します。そのため、JR西日本は遠方まで直通する列車を間引いて経費を削減したいという思惑があります。しかし、岡山〜東岡山〜瀬戸の近郊区間内は、お出かけや買い物、用務客の需要が日中も一定数維持されています。
- 瀬戸駅の折り返し機能を活用したシャトル化: 三石や上郡方面への本数を減らす代わりに、上下本線の間に折り返し用の「中線(2番のりば)」を持つ拠点駅・瀬戸駅で列車を折り返させることで、利用客の多い近郊区間(岡山〜瀬戸間)の運転頻度(毎時2本程度)を効率よく維持する役割をこの1時間おきのダイヤが担っています。
- 早朝「702M(6時50分発)」のみ異なる役割: この1本だけは昼間のシャトルとは異なり、朝ラッシュ本番に向けて瀬戸駅へ車両を先回りさせ、折り返し「瀬戸始発の岡山方面備中高梁行き705M」として仕立て直すための純粋な送り込み運用として機能しています。
2. 過去にもっと多く設定されていたのか?
歴史を遡ると、1986(昭和61)年11月1日の国鉄最後の白紙ダイヤ改正から、1992(平成4)年3月14日のJRダイヤ改正までの約5年半の期間、岡山都市圏では大規模な「短編成・高頻度化(シティ電車化)」が行われていました。当時は瀬戸行きだけでなく、和気行きや吉永行き、万富行きといった複数の近郊折り返し系統が日中にも入り乱れて高頻度で走っていました。
しかし、1992(平成4)年3月14日の改正以降、昼間の折り返し系統の多くが需要拡大に伴って和気駅まで延長、あるいは長距離直通へと再編され、瀬戸駅での昼間折り返しは一度激減しました。その後、近年のJR西日本によるさらなる持続可能なダイヤ構築(過疎区間の減便と近郊区間の適正化)への再シフトに伴い、設備能力の最も高い瀬戸駅を舞台として、「朝ラッシュ明けから日中にかけての近郊シャトル」という、現在の洗練された1時間おきの定型パターンへと再集約されました。
2026年3月ダイヤ改正以降は、新見19時1分発の726M~864Mが213系で設定されている以外はすべて227系による運用となっています。
![]() | 糸崎 | 7:59― | (708M) | → | 9:53② | 瀬戸 |
(普通 瀬戸行きは平日7本、土休日6本の設定)
↓鉄道コムにはこちらからお戻りください↓
☑あなたにオススメの記事
ダイヤ改正で京成電鉄の始発は上野駅で、京浜急行電鉄の品川駅は途中駅、京王電鉄の始発は新宿駅ですが、東急電鉄・東武鉄道・東京メトロ・ 西武鉄道の5社直通運転の衝撃は忘れられない。小田急電鉄 東京 KATO 新幹線 スタンプ ヘッドマーク 鉄道模型 動画 運行 カシオペア 線路 路面電車 ヘッドマーク 国鉄 踏切 みどりの日 連休

0 件のコメント:
コメントを投稿